嫌われたっていいじゃない

嫌われる勇気

少し前に、たまたま開いた新聞の書評欄で発見し、

妙に読んでみたくなったので買ってみました。

アドラーという心理学者(でいいのかな?)の考えを紐解いた本です。

 

本当はもっともっと前にブログに書くつもりでした。

買ってすぐ一気に読んで、「これは面白い」と思って。

でも誰かに話そうとしたら、実は全然内容が頭に入っていないことが

わかりまして。

これじゃだめじゃん、と、二度目を読み始めた次第です。

そしたら今度は遅々として進まず、未だに全部読み返せていません。

 

なので内容を簡単にまとめる、とかは出来ないのですが、

読んでいると、

「○○がこうなったのは××のせい」

という考えでいると、いかに前に進めないか、ということがわかります。

そしてこれまで、どれだけ自分が

自分の身に起きたことを人のせいにしていたかも。

 

一般的には、「原因があるから結果がある」という「結果論」が

幅を利かせているそうなのですが、

この人の自論は

「目的があってこうなっているのだ」という「目的論」

なんだとか。

 

例えば

「小さい頃にとても厳しく育てられた」

「今ひきこもりである」

といった場合に、

「小さい頃の行き過ぎたしつけの反動で引きこもってしまった」

と考えるのが結果論。

「目的があるから引きこもっている」

「外に出たくない=社会と接したくないからだ」

「外に出ないことで両親から心配されたいために引きこもっている」

と考えるのが目的論。

 

「好きな人がいるが、赤面症のため告白できない、だから治したい」

という例もありました。

そうではなくて、

「好きな人に告白して振られるのがこわいから赤面症でいる」

のだと。

厳しいように聞こえるかもしれませんが、

それを認めれば先が開ける考え方だなと思いました。