お天気と歯

ここのところ毎日、

何と言っていいかわからないようなお天気が続いています。

晴れていると思ったら一転、急にあたりがうす暗くなり土砂降り、

で、すぐに上がってひんやり。

東京の三鷹ではヒョウが積もったり、

雷もしょっちゅう鳴りますし、

「竜巻にご注意」なんて天気予報、少し前まではそんなに聞きませんでしたが…。

 

少し前、そんな風に天候が乱れてきたころ、

いつも通っている歯医者さんに定期検診を受けに行きました。

この先生は、しゃべり出したら止まらないマシンガントークなのですが、

話が面白いのでついつい聞いてしまうというユニークな方です。

 

「歯は、抜いたり削ったりしたらどう頑張っても元には戻らない。

だからそういう手段は最終的なものであるべきで、

まずは予防が第一」

最初の頃そういわれて、確かにそうなのに、

そう言っている歯医者さんていなかったなぁ、と思ったものです。

 

先生はよく、

「季節の変わり目や、こういうふうに天候が不安定な時は

必ず急患の電話が来る」と話します。

患者さんで、どこに行っても「これは抜くしかない」と抜歯を薦められ、

どうしても嫌で、先生のところにたどり着く方があるんだとか。

 

「わかりました、抜かない方向で頑張りましょう。

そのかわりご自分でもケアして努力してくださいね」

そういうと頑張ってくれるんですよ、とか。

 

それでもどうしてもダメだった場合は、

抜くことになっても患者さんは納得してくれる、と。

 

そういうトラブルを抱える患者さんは、

天候不順のときなどにぐらついたり、

腫れたり、

SOSの電話をしてくることが多い。

歯医者はそれに対応しなければいけない。

「それが面倒だから『抜いちゃいましょう』っていう先生が多いんですよ」

 

なるほどー!

トラブルの芽は摘んでおこうという、ね。

でもこういう考えは歯医者に限ったことではないですね。

 

他にも「医師と歯科医師」を分ける意味がないこと、

(確かに眼科医や耳鼻咽喉科医も身体のパーツの医者だし)

医大の受験事情など、

色々「ふむふむ」な話を聞きました。

 

いやー今回も面白かったなぁと思いつつ診察室を出ると、

次の患者さん溜まってたけど、

大丈夫なのかな。

ま、みんな慣れてるのか…。