めまい肩こり説 続き

前回、肩こりがひどいとめまい様の症状が出ることがある、

とお医者さんに言われた話を書きました。

 

当時は「なんでそんなことになるの??」

と、はてな状態だったのですが、

それきりふらつきはなくなってしまったし、

なんとなく忘れて過ごしてしまっていました。

 

月日が経ってトリガーポイントについて勉強し始め、

筋肉に出来たトリガーポイントが起こす思いがけない症状の数々を知りました。

 

そのひとつに「胸鎖乳突筋」に出来るトリガーポイントはめまいの引き金となる、

というものがありました。

(「トリガーポイントについて」で書いたことです)

胸鎖乳突筋は耳のすぐ後ろから、

鎖骨に渡ってついている筋肉で、

横を向いたときに首筋に斜めに浮き出るのがそうです。

 

この筋肉にトラブルが起きたときに、

引き出される症状のひとつがめまい。

 

ということは厳密にいえば「首コリ」かもしれませんな。

ですが、

胸鎖乳突筋にトリガーポイントが出来ていても、

首に痛みは感じにくく、

違和感は頭や耳の周囲が主です。


首の筋肉にトラブルが起きているのに、

症状としては別の場所に出る。

 

これこそが、あまたある「不定愁訴」が

わけのわからないものになっている理由なのです。



実はその後、もう一度似たような「クラッとする感じ」

に見舞われたことがありました。

その時はとことん苦手な職場でまいっていたとき。

通勤の乗り換え途中、必ず同じ場所でふっと平衡感覚を失うような気分を味わう。

そこは出勤初日にお昼を食べようとしたら、口が良く開かなかった、という思い出のある

職場でした。

ずっと歯を噛みしめていたのです。

「そりゃまためまいも起こるわな…」

と、内心苦笑いしていました。

諸々事情があり、とはいえ最終的には自分で行くことを決めた職場でしたが、

このままいるとまずい、と思い、

初めて、一年を待たず辞めたところでした。